だいぶ前になりますが、富山県へ1泊2日の旅行に行ってきました。目的は黒部峡谷トロッコ電車に乗ること(2年ぶり2回目の乗車)と富山市街地の観光です。
黒部宇奈月温泉駅~トロッコ電車~宇奈月温泉~富山中心部の行程をまとめてみたので、今後、富山旅行に行かれる方の参考になれば嬉しいです。

目次から各項目に飛べます。
黒部宇奈月温泉駅~新黒部駅(富山地方鉄道)
黒部宇奈月温泉駅から徒歩で新黒部駅へ
新幹線(はくたか)にて8:57に黒部宇奈月温泉駅に到着しました。下車して駅を出て、すぐ近く(徒歩約1~2分)の新黒部駅に移動(雨の日も屋根の下を通って行けます)


黒部峡谷トロッコ電車に乗車するには富山地方鉄道で宇奈月温泉駅に向かい、そこから徒歩で宇奈月駅( 黒部峡谷鉄道 )に行く必要があります。
とてもきれいな駅です。駅に隣接した「黒部市地域観光ギャラリー」にはお土産物もたくさんあるので、見るだけでも楽しめます。レンタカーを借りる場合、駅近辺に数店舗あり。
新黒部駅は無人駅


確か2年前は新黒部駅には職員の方がいて切符を購入できたのですが、無人駅になった模様。駅の中は狭いですが、5~6名程度座れる椅子があります(黒部や立山方面のガイドブックなどもありました)


新黒部→宇奈月温泉駅の運賃は大人640円。
新黒部駅~宇奈月温泉駅
発車時刻が近づいたので駅を出てすぐ隣のホームに向かいます。乗車位置の案内図がホーム上にあるため、そこで電車を待ちます(電車のドアが開く場所は限られている)


9:29発車の電車に乗り、入り口付近で発券機から整理券を取りました。座席は2人がけか4人がけ。先頭車両には両替機があります。


乗車予定のトロッコ電車の時間に間に合うかどうかギリギリのところなので、駅が近づいた頃にはドアの前でスタンバイしていました(降り口はドア右側)
他のお客さん数名も同じトロッコ電車が目的のようで、みんなでジリジリと到着を待ちます。
宇奈月温泉駅~宇奈月駅


電車が少し遅れて宇奈月温泉駅に到着(9:54くらい)トロッコ電車の発車は10:03。ドアが開くと同時に私と夫含む数名でダッシュ!階段を駆け上がり改札へ(有人駅なので改札で支払い)
駅員さんに運賃を支払う時間ももどかしく、改札を出て左斜め正面にある階段を駆け下ります。他の人たちも颯爽と駆け出していったので、必死で追いかけました。
2年前も同じスケジュールでしたが、ダッシュしてどうにか間に合ったんですよね。でも今回はちょっと厳しい感じ。私は走るのが遅いので、夫に全力で走ってもらい、先にチケットを購入してもらうことに。
宇奈月温泉駅~宇奈月駅は徒歩で3~4分ほど。ただし、宇奈月温泉駅で電車を降りて改札で料金を支払う時間もあるため、電車を降車~宇奈月駅までは5~6分くらいかかるかも(改札が混雑していない場合)


小さくなる夫の背中を追いかけながら、大荷物(夫と自分の分)を抱えてヨロヨロ走る私。ここ、上り坂がしんどいんですよ・・・。


トロッコ発車2~3分前くらいで宇奈月駅に到着。夫がチケットを購入している間にコインロッカーに荷物を突っ込み、駅員さんに切符を切ってもらってダッシュでホームへ!
黒部トロッコ電車のチケットについて


宇奈月駅~欅平駅は大人で片道1980円(往復3960円)※時期によって料金の変動があるかも。
チケットは黒部峡谷鉄道のサイトで事前にオンライン予約が可能です(私は確実に乗車できるかわからなかったため、窓口で当日券を購入しました)
※GW、お盆、紅葉シーズンは繁忙期のため窓口が混雑します。オンライン予約が確実だと思われます。
トロッコ電車について


トロッコ電車はオレンジ色の可愛らしい見た目の電車です。(※撮影場所は欅平駅です)


普通客車(窓がない開放型)に乗車します。雄大な自然のなかを走るので、黒部の景色が身近に感じられてほんとうに気持ちいいんですよね。
トロッコ電車には普通客車(窓なし)、リラックス客車(窓付)、特別客車(窓付)の3つがあります(普通客車以外は追加料金あり)普通客車がおすすめですが、寒い季節や雨の日は窓付きの客車がいいかも。
今回は平日午前中ということもあり、お客さんはまばらでした。客車ごとに数人という感じ。ギリギリでホームに行ったためか、駅員さんもチケットの号車指定は気にせず、人がいない客車に誘導してくれました。
夫と2人だけの客車だったので悠々座れてかなりラッキー。
トロッコ電車の座る位置は、行きは右側、帰りは左側をおすすめします(黒部峡谷の見所が集中しているため)
宇奈月駅~欅平駅(トロッコ電車)
宇奈月駅~欅平駅まで片道80分のトロッコ電車の旅がスタート!


うなづき湖と湖面橋。写真写りが暗めですが、湖はきれいなエメラルドグリーンです。


新柳河原発電所。湖に浮かぶ西洋の城をイメージして作られたそう。車内では富山県出身の室井滋さんのアナウンスが流れます。沿線の見所を説明してくれたりクイズが出たりして楽しさ倍増です。


後曳橋。高さ60m!沿線で最も深く険しい谷に架かる橋だそうです。景色は絶景。


出し平ダム。


黒部万年雪。百貫山からの雪崩が堆積し、次の季節に雪が降るまで残ることから「黒部の万年雪」と呼ばれているそう。
片道80分はあっという間
景色に集中していたので写真はあまり撮れていないのですが、黒部峡谷鉄道のサイトでは沿線の見所を紹介してくれているので良ければ見てみてくださいね。
走行中は見所がたくさん!どんどん景色が移り変わるので、飽きることなくワクワク感が味わえます。
今回は終点欅平駅まで乗車しましたが、途中駅にも下車が可能です。それぞれのエリアに見所がたくさんあります。
欅平駅周辺を散策


あっという間に終点の欅平駅に到着しました(11:21)夏晴れで素晴らしい晴天、でもかなり暑い!(夏は日焼け防止対策必要です)
駅を出ると外は大自然です。空気が美味しい。
欅平駅の近くに欅平ビジターセンターがあります。欅平周辺の見所や自然情報、登山道の状況等の情報を得られます。
富山ブラックラーメンを食べる


まず腹ごしらえに駅の2階にある「レストイン欅」で昼食を食べました。富山ブラックラーメンです。醤油ベースの真っ黒な塩辛いスープが特徴(ここのお店は食べやすい味に仕上げてくれています)
スープはしょっぱいですが、すっきりしていて食べやすかったです。
屋上展望台から景色を一望


レストイン欅で食事を終え、上の階にある屋上展望台へ。そこには圧巻の景色が。下に見えるのは奥鐘橋です。朱色が映えて美しい。
奥鐘橋を渡ってみた


奥鐘橋を渡ってみます。


橋から見渡せる景色も最高です。清流がとても涼しげ。
人喰岩~ 名剣温泉


奥鐘橋を渡ると前方に人喰岩が見えてきます(落石注意場所のため、ヘルメットも用意されています。※任意)


道なりに進んでいくと祖母谷川に虹がかかっていました(天気が良いと見えるらしい)
その先に進むと名剣橋があり、トンネルをくぐった先に名剣温泉があります。私たちはそこで折り返し、欅平駅まで戻りました。
河原展望台


今度は欅平駅から河原展望台に行ってみました(駅から片道10分)足湯もあるので、浸かりながら景色を眺められます(温度は少し高め)




展望台からは奥鐘橋を見上げることができます。
猿飛峡は残念ながら散策できず
特別名勝と特別天然記念物の両方に認定されている猿飛峡。欅平周辺の人気観光スポットなのですが、散策不可でした(前回来たときも通行不可)
とてもきれいな場所のようなので、いつかは訪れてみたいです。
時期によって散策不可のエリアがあります。公式サイトのトップに情報が出ているので、観光の際は事前に確認してみてくださいね。