今日は私の大切な漫画をご紹介しますね。
祥伝社から出版されている「はぐちさん」という漫画です。
辛い時、悲しい時、そして、どうしようもなく寂しい時。そういう時に真っ暗な足下をふんわり照らしてくれる、「はぐちさん」はそんな漫画です。
毎日忙しくて気持ちに余裕がない方、悩みごとがあって気が張り詰めている方。「はぐちさん」を読んでほっと一息いれませんか?
はぐちさんって?
あらすじ
不思議な生き物とOLのキュートでシュールなゆるゆるライフ。日々の生活に追われるOL・八千代(やちよ)のもとに現れたのは、不思議な白い生き物・はぐちさん。玄関を開ければ、ただいまを言える相手がいる。カレーのいい匂いで、一緒にお夕食。お風呂でぽかぽか温まって。寝るまえに母へメッセージを送ろうとして…「あらためて考えて何なんだろうこの子…」犬でもネコでもペットでもない、はぐちさん。どっちかっていうと、カワイイ系で、色白で、料理が得意で、ちょっと丸顔―、のはぐちさんと過ごす春夏秋冬。ほっこり笑って癒される、話題の1作!
Amazon商品紹介ページより引用
作者
作者:くらっぺさん(Twitterでも作品を発表しておられます)
※pixivコミックでも試し読みが出来ます
おすすめしたい所
癒やされる
とにかく、何を置いても一番に言えるのは、はぐちさんがかわいい!ということ。白くて、丸くて、ツルツルで、柔らかいはぐちさん。
小さい体で本当に働き者で、その姿がとても健気なんですね。ちょっとした場面の何気ない描写も全部が全部本当にかわいいです。トゲトゲした気持ちの時は、はぐちさんの丸いフォルムを見ただけで不思議と気持ちも丸くなる気がします。
体が小さいので、布団とか鞄とかが全部ミニサイズなんですね。八千代の家に来てから、二人で商店街とかに買いに行ったり手作りしたのかなと思うとほっこりします。

かわいいは癒やし
どんな時も味方
八千代は実家(温泉旅館)を出て、OLとして働きながら一人暮らしをしています。忙しい会社なのか、残業が多くて、毎日疲れきって帰宅するんですね。
はぐちさんは、そんな八千代のために毎日美味しいご飯を作って励ましてくれます。
いつも側で見守り、声をかけてくれる。それがすごく自然なんですね。何か大げさな言葉を言ったり、特別なことをしたりするわけではないんです。
寄り添ってくれて、頑張りを肯定してくれて、認めてくれる。誰かと比べて落ち込んだら、あなたは十分よくやっているよと教えてくれる。
何より、毎日頑張って会社に行って、やることをちゃんとやっているんだから、それだけで偉い!
そう言ってはぐちさんは励ましてくれます。褒め上手、応援上手なので、八千代は(読者も)元気をもらえるんですよね。
それと、はぐちさんは何気ない日常生活を工夫して楽しむのが得意です。読んでいて、よく思いつくなあ~となることもしばしば。
色んな工夫で(たまにシュール)八千代を励まそうとしてくれるので、そこも読んでいて楽しいところです。(八千代がたまについていけなくてドン引きしているのも面白い)
私は、一人暮らしで仕事も人生も悩んでドン底の時、はぐちさんに何度も助けられました。心にあまりにも染みるので、涙が止まらなくなったことも数知れず・・・(作者のくらっぺさんにも、はぐちさんにも本当に感謝です)



私にとっては、心がしおれたときのお守りのような作品です。
二人の関係がいい
八千代が会社で頑張っている頃、はぐちさんは家で家事を一生懸命頑張っています。
八千代は、家で待ってくれているはぐちさんのために早く仕事を終わらせようと頑張るし、はぐちさんは八千代が会社で頑張っているから自分も家事を頑張ろうとする。
お互いがお互いを想って行動している。本当に良い関係だと思うんです。性格的にも馬が合うんだろうな~という感じです。
はぐちさんは人間でもない、家族でもない、友達でもない、大枠で言えば、「同居人」これに尽きるかも知れません。でも、春夏秋冬を共に過ごし、支え合って暮らす二人は、家族と同じくらい特別な関係なのではないかなと思います。
引用:「はぐちさん」第三巻 P35
他人でも親子以上の関係になれるっていう希望なのかもね
”家族”と”親子”
この作品のキーポイントだと私は思っています(はぐちさん本人もですが、この作品には家族、親子関係がよく描かれています)
出会いがあれば別れもある。世の常ですが、どうかこの二人に悲しい別れが訪れませんようにと願わずにいられません。



サザエさんのように永遠に続いて欲しい~
終わりに
今回は「はぐちさん」という漫画のご紹介でした。
私は落ち込んだときに、この作品に何度も助けてもらいました。
もし、仕事で疲れきっていたり、孤独を感じてひとりぼっちのような気がする方がいたら、ぜひ手に取ってみてほしいです。
傷ついた心に毛布をかけてくれるような、そんな優しさが詰まった作品です。

