今回は「エッセンシャル思考」(漫画版)を読んだ感想を書きました。
原作は累計20万部を超えるベストセラーです。
漫画版は原作の要点がまとまっており、時短で内容を知りたい方におすすめです。
【マンガでよくわかるエッセンシャル思考】について
こちらが原作になります。
こちらが原作の漫画版。
あらすじ
エッセンシャル思考は、単なるタイムマネジメントやライフハックの技術ではない。本当に重要なことを見極め、それを確実に実行するための、システマティックな方法論だ。エッセンシャル思考が目指す生き方は、「より少なく、しかしより良く」。時代はすでにその方向へ動きだそうとしている。99%の無駄を捨て1%に集中する方法!
引用:Amazon商品紹介ページより
作者
作者:グレッグ・マキューン
出版社:かんき出版
こんな人におすすめ
- やりたいこと、やらなければいけないことがたくさんあるのに、時間がない
- 時間があっても効率よく物事を進められない
- 気持ちばかり焦って、結局は何もかもが中途半端になる
こんな悩みを抱えている方におすすめの本です。時間の使い方に関するヒントがたくさん紹介されています。
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考はたくさんの 瑣末 なものごとのなかから、少数の本質的なことだけを選びとる、つまり「 99%の無駄を捨て1%に集中する」考え方です。
引用:マンガでよくわかるエッセンシャル思考
エッセンシャル思考は「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方です。
自分にとって何が大切なのかをしっかり把握して、余計なことに力を注がず、目の前のやるべきことだけに集中するということ。
作者は、人生をシンプルにして本当に重要なことだけに集中するために、3つの方法を提案しています。
- 見極める技術
- 捨てる技術
- しくみ化する技術
これらを身に付ければ、他人に振り回されずに自分基準で物事を判断することができます。また、効率よく動くことで仕事も私生活も充実させられるとのこと。
【マンガでよくわかるエッセンシャル思考】を読んだ感想
身に覚えがある
このマンガはストーリー仕立てになっています。
主人公は頼まれた仕事は断らず、自分から進んで仕事を引き受けてしまうタイプ。どれもこれも手を抜かず全部やりきろうとしてキャパオーバー寸前です。
やることが膨らみすぎた結果、何もかもが中途半端になって疲労が蓄積し、”本当にやりたいこと”に手をつけられない状態に陥っています。
この状況、あ~わかるなあという感じでした。
仕事中、自分の業務をこなすだけで精一杯のときに、他の用事を頼まれて断れなかったことが多々あります。そして抱え込んで結局自滅というパターンも。
自分のキャパシティーを把握できていないことも問題ですが、断れない、というのも問題なんですよね。
周りの状況も鑑みて、やりたくなくてもどうしても引き受けなければならない時は往々にしてあります。けれど、本当に限界の場合は断る勇気も必要なのかも知れません。
そうしないと、効率が落ちるだけでなく、何もかも中途半端な結果に終わることになりかねないので。

文中に「上手な断り方」が載っているので参考にしたいところです。
本当に重要なことは?
エッセンシャル思考とは反対の非エッセンシャル思考とは「どれも大事で選べない」だそうです。
これ、どきっとしたんですよね。やることを見比べたときに、どれもが必要でちゃんとやらなければならないように思えて、結局些末なことまで抱え込んで全部やり通そうとする。そして時間がなくて常に焦ってしまう。
やることが多すぎると頭が混乱します。物事を整理してテキパキ動きたいのに、意識が分散してしまって効率が落ちてしまうんですね。
この本を読むと、大事な物事の選別方法がわかるようになります。そして、どうすればスムーズに物事をやり遂げられるのかなど、日常でも使える知恵を得ることができます。
なかには、これはちょっと実践するには難しいかも、という内容もあるのですが・・・。
普段から「時間がない」「もっと効率よく動きたい」と悩んでいる人には、ためになる内容が詰まっているなと感じました。
まとめ
「エッセンシャル思考」(漫画版)は時間の使い方を見直して、本当に大事なことだけに注力したいと考えている人におすすめの本です。
自分にとって重要なことは何なのか。改めて考える良い機会にもなると思いますし、普段の生活や仕事で生かせる部分も多々あります。気になっている方がいればぜひ読んで頂きたいです。



